2017年9月16日土曜日

【脱出縁日】ノーマルエンド考察

キャプチャenniti


脱出ゲーム恐怖症の私でもほっこりクリアできました。

ごきげんよう。

今回は「脱出縁日」というゲームのノーマルエンド考察をしていきます。ネタバレ多量。



2022/7/30追記:開発元のあそびごころ。さんが開発中止されたようで、現在遊ぶことはできなくなっています。どんなストーリーか知りたい方はおそらく本記事が役立つと思います。

2022/12/12追記:急にアクセス数が増えたので何事かと思ったら、どうやら11月末にまた遊べるようになっていたみたいです。良かったですねぇ。


注意


本記事は中途半端で終わるノーマルエンドの「その後」や「謎」を考察します。
必ずご自身の目でエンドを確かめてから記事を読んで下さい。



また、各考察毎に一応証拠はありますが、見解を間違っている部分もあるかと思います。決してこれがただ1つの定まった「その後」という訳ではありませんので、過度な期待をかけられると筆者が潰れてしまいます。

未プレイの方は盛大なネタバレを食らいます。Apple Storeで検索すればすぐに出てきますので、よければ遊んでみて下さい。

親切にヒントと答えが用意されているので、詰むことはありません。

記事本文






























ノーマルエンド


簡潔にノーマルエンドの内容をいうと、

「少年に対して一緒に帰ろうともちかけたものの、拒否された上に祭りのことを忘れろ・思い出すなと少年に言われた。結局そのまま帰宅し、何かが無い寂しさを抱えたまま日々を過ごした結果、寂しさに耐えられずに再度縁日に来てしまい、懐かしさを感じながら少年と全く同じ状態になる」です。

私はどちらかというとバッドエンドな気がします。だってこの少女、結局脱出できてませんし。

まあそれはそれとしておきまして、考察に参ります。

ノーマルエンドで気になる点は3つ

まずは、この少女の顔です。

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1.涙の在り処



明らかに泣いています。 

これに気づかれた方は多いと思われますが、ゴールが目の前でこんな細かいものを気にする余裕もなく全速力で入り口且つ出口に戻ったはずです。私はそうでした。

この涙は何なのか。 

ノーマルエンドを簡単にまとめますと、というものです。

これを見ると、この涙は「何かがない寂しさ」を表していると考えられます。

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ご覧の通り、素顔の少女は涙を流していません。 

これは、この瞬間は悲しくも寂しくもなかったということを表しています。つまり、祭りと少年から離れることをちっとも寂しいと思っていないわけです。この時だけは。

では、なぜ忘れろと言われても何かが無い寂しさが残ったのか。そもそも「何か」とは何なのか。それに関しては別の記事で明かそうと思います。

2.所々イカれる条件


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もう一度祭りに来た少女は、所々カタカナになっている文で懐かしさを表します。
こんな感じの文、どこかで見覚えはありませんでしょうか。

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そう、永遠に祭りの中に居る色々忘れてしまった元住民です。 

この元住民は、「祭りがいつか終わる」ということを忘れてしまい、永遠に続く祭りをただ楽しむだけの人たちです。

この独特なカタカナ混じりの文は、そのような人となってしまった時に表れるのだと考えました。

実際、再度祭りに来た少女は上記のことを忘れている様子です。

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楽しい祭りがすぐに終わるのが嫌だった。だから、私はここに来た」とCHAPTER8で明かしています。

終わらない祭りを楽しむためにここへ来たわけです。それは「祭りが終わる」という当たり前の事を忘れてしまっていたということになります。

結局、少女は2度も同じ忘れ方をしてしまった訳ですね。

これらより、所々イカれる条件とは「祭りが終わることを忘れる」と推測。
少年は欠片もイカれていないので、「祭りが終わる事」は忘れていないといえます。

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実際に、少年はそう明言してあるのでこればかりは確信があります。


3.途切れた最後のセリフの後


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もちろんこの「・・・」に何かが省略してあります。

まあ「こういうことだったのね」でも分かりますが、具体的に埋めてみたいと思います。

・少女は2回目に来てその理由が分かった。

・帰り方を知るためには一度帰ってみなければならない。

少年は一度帰ったことがある

少女は今、一度帰ることを体験した。
つまり、少年と同じことをした。
2回めに来たということで、「一度帰った祭りに居た少年」と全く同じ境遇になった。
だから理由が分かった。

まとめると「あなたが帰り方を知っていたのは、一度帰ったことがあるからなのね」ということになります。

なぜ少年は一度帰れたのに祭りに来てしまったのか?


上のことから、少女は少年と全く同じ道を歩んできたことが分かりました。逆にいいますと、少年は少女と同じ道を歩んできたわけです。

その道とは、「祭りに来てしまって、誰かに帰り方を教えられて帰れたけれども、何か寂しくなってもう一度来てしまった」というものです。

これは、少年にもその「誰か」がいて、何かに「寂しく」なったことがあることを示しています。

私が見たところでは、「誰か」に関する情報は全くありませんでした。ですが、何に寂しくなったのかは少女と同じものなので、核心の考察記事で明かそうと思います。

あとがき

トゥルーエンドの考察記事の方が見に来られる方はずっと多いので、よければそちらも見てみてください。

ノーマルエンドに関する考察記事は以上です。ご観覧ありがとうございました!


トゥルーエンド考察はこちら
核心の考察はこちら

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