浅く広く、適当に何か書いてます。

2021年5月29日土曜日

【フリーゲーム】かわいいは壊せる 感想・エンディング集【ネタバレ無/有】

ごきげんよう。

 今回はむっちゃ久しぶりにフリーゲームの感想及び考察をしていきます。

 まずネタバレのない感想を述べてからネタバレのある感想を述べます。ゲームのリンクを貼っておくので、ネタバレのない感想を読んでみて興味が出ましたら遊んでみてください。

かわいいは壊せる【Ver.1.04】 - ゲームアツマール

ようじょを1週間かけて『なでなで』したり、しなかったりするタイプのKENZENなゲームです。■プレイ時間(想定)1周あたり10~30分。エンディングは全部で6種類!(展開が同じエンディングを含めると、合計10種類)■実況など歓迎です!もし可能なら、ゲームタイトルとURLを動画の概要欄に貼ってもらえると助かります。■余談すべての『七つの大罪クリスタル』を輝かせると、ちょっとしたクリア特典があります。

ネタバレなし感想

 『かわいいは壊せる』…意味深なタイトルですね。舞台は福祉が大幅に低下した現代。公助も共助もなく、自助のみが頼りです。本ゲームはそんな中で少女「でここ」をレンタルし、一週間を過ごすというものです。特徴としては豊富なエンディング。なんと10種類もマルチエンディングがあります。内3種は似たものですが、残りの7種はそれぞれユニークな展開となっています。

 そしてゲーム中の選択肢はたったの3つ。「なでなで」と「デコピン」と「何もしない」です。これらの行動の順序・数によって少女の想いが千変万化し、様々なエンディングへと繋がっていきます。

 他に類を見ないゲームだと感じました。ジャンルとしてはノベル系ですが、30分もあれば大体のエンディングを見れて、遊んだ時間に対してかなり大きな余韻が残ります。直接エンディングに繋がらない部分も抜かりなくネタが仕込んであり、あまりノベルゲームをプレイしない自分もすごく楽しめました。フリーゲームなので是非触ってみてください。

 タイトルで警戒されるかもしれませんが、暗い設定で暗い話は確かに多いです。しかし、引くような描写はありませんし、上手くネタ化されているので、いわゆる「やばいゲーム」ではないことは私が保証します。 

 少々ですが暴力の描写があることから対象年齢は12歳以上なのでご注意を。

 

 

 さて、ここからネタバレありのエンディング集(文字で小説風に概要)、感想および簡単な考察を書いていきます。

 攻略サイトを2つ置いておくので、感想等を読んで体験してみたいものがあればサイトを参考にして(しなくてもいいですが)是非やってみてください。

攻略サイト
①(作者サイト、重要ヒントまで) 

http://palincos.main.jp/memo/deko_hint.html


②(個人ブログ、全選択肢あり)

かわいいは壊せる 攻略  : エフェクターMOD日誌など

ニコニコゲームアツマールに投稿されてるADVゲームかわいいは壊せる のざっくりした攻略法ですエフェクターと全然関係ないっす爆エンディングが10種類あるようでメインのエンディングが6つ (no1 2 3 4 5 10)サブのエンディングが4つ (no6 7 8 9)ありますメインエン

では書きます。

ネタバレ含むので下のほうに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

(ネタバレ有)エンディング集+感想

 折角なのでおじさん視点で小説風に書いてみてます。

 対象は主要なエンディングである1~6と10です。
 エンディング7~9はおじさんに対する評価の上下が異なり、会話こそ違うものの似た結末です。

 

エンディング1

かわいいは壊せる
クリスタル:暴食

 でここを痛めつけるなんて到底できない。私はでここに朝食を作ってあげたり、なでなでしてあげたりしていた。そんなある日、でここはお皿をわざと割ってしまった。彼女は悪いことに対する罰を求めている。母に虐待されているでここに力を振るうのは気が進まないが、彼女の願いに応えてデコピンをした。彼女は泣いた。

 その後、でここは母親に対する今の心境を語って聞かせてくれた。母は怖いが、悪いことに対してしっかりと罰を与えてくれたと。顔に一生残る傷をつけられたとき、母は反省してそこまで厳しい罰をしなくはなったと。母を慕っているような雰囲気だった。だが、でここの母がそうする理由は「わが子をレンタルさせて儲けるため」だろう。そう考えると深い怒りがこみあげてきた。子供でお金を稼いではならないし、子供にひどいことをするのもだめだ。

  なぜ、でここはそんな母を慕っているのだろう?理由を問うと、「私を一人で育ててくれた、世界で一番の母だから」らしい。これまで母以外と接する機会がなかったのだ。でも、今、私と接してしまった。自分はでここに優しくしたが、そのせいで世界で一番であるはずの母が一番でなくなってしまった。彼女はこれまでの母親像が歪み、恐怖し混乱していた。私はそっと抱きしめた。

 次の日から、彼女は私と居たいと言ってくれるようになった。だが、私は毎日仕事があるためでこことそう長くは居られない。だからその分、ベッドで優しくした。

 最終日の夜。いつものようにでここに優しくしてあげた。そして寝ようとしたとき、彼女に引き留められた。彼女は朝が来るのを怖がっていて、ずっと私と話をしたがった。

 話をしていると、朝が来た。玄関のベルが鳴った。でここは母と会いたくないと言い、ベッドに隠れてしまった。仕方ないので自分だけが応対に出ると、意外にもそこに居たのは警官だ。曰く、隣の女性が一週間ほど無断で仕事を休んでいるので、聞き込み調査をしているらしい。警官はそのまま帰っていった。

 振り返ってもでここは居なかった。どこに居るのだろうかと思い、ベッドの下を見ると隠れていた。なぜ隠れていたのか問うと、母に会うと連れ戻されてしまうから、らしい。そして、「怖かった」と。警官から聞いたことを伝えると、母は帰ってくる気が無いと悟ったようだ。すると安心して、私への色々なお願いを聞かせてくれた。私はそのお願いに応えることにした。

 彼女の日記には、幸せな日々のことが綴られている。

 

 文句なしのトゥルーエンドですね。最も正しいし、最も幸福に終わる。いや、母から解放されたでここの第二の人生が始まる。おじさんのかわいがりが、でここの束縛を、不幸を壊したのです。

少し考察

 ところで、正しいとは何でしょうか。自分は「関係」が正しいのだと思います。おじさんは正しい教育者であり父である。そしてでここは正しい被養育者であり娘である。二人合わせて、心を通わせて一線を越えることはない真の「家族」です。それは以前のでここの家庭とは全く違う。ゆえに幸せな日々を過ごすことができた。

 その他のエンディングは警察に連行されるか死ぬかというバッドエンドですが、それらに共通するのは「異常な関係」です。警察にはその関係を見抜かれておじさんは逮捕され、関係は終わりを迎えます(例外はエンディング4、自滅する)。そう考えると、このゲームの目的は「家族となること」ではないでしょうか?

 現に警察に連行されるとき、半分以上のエンディングにおいて警官は「おじさんの娘さん?」とでここに問います。が、でここは「いや、隣でママと暮らしてる」と答えます。つまり、おじさんの家族ではないのです。一方でトゥルーエンドでは、でここはベッドの下に隠れて警官をやり過ごしています。もしでここと警官が会っていれば、でここはおじさんの家族だ、と答えることでしょう。

 …一つ疑問があるとすれば、どこに「暴食」の要素があるのか、ということです。これからおじさんのおいしい料理を食べたり、自分で料理を作るようになるからですかねぇ?これまで満足に食べていなかったみたいですし。

 

エンディング2(6)

それでもぼくはやってない」(目覚めの一撃)
クリスタル:強欲

 
 最初はでここに優しくしようと思いなでなでしていたが、ある日飽きたのでやめた。

 辞めてから数日後、帰ってくると彼女がドアの目の前で立っていた。何事か聞くと、なでなでしてほしいらしい。なでなでしないで済みそうに無い気迫なので、仕方なくなでなでした。

 そこから数日間なでなでし続けたが、何やら彼女の頬が赤い気がするし、目もハートになっている気がする。大丈夫だろうか。

 最終日の夜、さすがにこのままでここの母親に返すのはまずいと思い、心苦しいがおしおきをした。でここは困惑していた。

 翌朝、でここはなんとか正気に戻ったようだ。ベルが鳴ったので玄関に出ると、警官が立っていた。彼は私に隣の女性のことを聞こうとしたようだが、後ろにいるでここを見つけると私は署に連行されてしまった。

 

 最終日にでここを撫でても寝かせてくれないことで困惑した方もいらっしゃるでしょう。自分もです。

 何もせずに寝るとろくなことになりませんね。

 

エンディング2

それでもぼくはやってない
クリスタル:色欲
六日目まで同じです。

 最終日の夜、彼女を正気に戻そうと思い、おしおきをしようとした。しかしでここは何を勘違いしているのか、唇を突き出している。でここがそれを望んでいるなら応えるべきだろう。口づけをした。でここは真っ赤になった。

 翌朝、ベルが鳴ったので玄関に出ると警官が立っていた。警官は後ろにいるでここを見ると私を署へ連行しようとしたが、でここが私を引き留めた。私がでここの夫??でここが妻??まだ妻じゃない??でここの体のあちこちを触った回数までしっかり覚えられている。終わった・・・

 当然、署に連行された。でここは置いてきた。

 

 ネタエンドですね。終盤の勢いはは全エンドで最高のもの。

 体のあちこちは、体のあちこちです。触ったかどうかでもちょっと会話が変わったり。

 

エンディング3

痛みは快楽に、快楽は痛みに
クリスタル:嫉妬

 でここの母からおしおきしていいと聞いたのでたくさんおしおきしていた。彼女は泣いていたが、それでも続けていた。すると、いつの間にかよくわからない勘違いをされていることに気が付いた。なにやら、私のデコピンが彼女を住ませて居ることに対する「おかね」であるらしい。そして、彼女は私のデコピンを拒絶しないようになり、やがて要求するようになった。

 ある日、なんとなくおしおきをやめて、なでなでだけしてみた。彼女は困惑していたが、おとなしく眠りについたようだった。

 しかしその夜中、ふと気が付くと、でここは床で寝ている私の隣で寝ていた。

 あまりに驚いたので、翌日彼女にベッドで寝ていなかった理由を尋ねると「おしおきされてないということは、おじさんに『おかね』を支払えていないからベッドを使えなくなったと思った」そうだ。私はでここに価値が無いとは全く思っていないので慌てて否定すると、でここはならばとおしおきを要求してきた。

 だが、できない。彼女は愕然としていたが、出てきた言葉は「なんで気もちよくしてくれないの?」だった。え?おかね云々の話は?

 彼女を気持ちよくするためならと仕方なくおしおきを許可すると、なでなでまで要求してきた。その日の夜はおしおきとなでなでをしてやると、彼女は目をハートにして満足したようだった。

 レンタルしてから一週間が経った。ベルが鳴ったので玄関に出ると、母ではなく警官だった。その瞬間、でここが「どいて!」と叫びながら後ろから突進してきた。慌てて飛びのくと、でここは警官に突撃した。手には包丁が握られていた。私は当然でここにおしおきしたのだが、彼女は興奮したりもせず不思議な目をしていた。

 そうしていると警官が衝撃から立ち直り、私は連行された。この状況なら私は誘拐犯で、でここは勇気をふり絞った被害者だ。そうなっても仕方ない。でここは何やらわめいていたが、どのみち今日で終わりの関係である。彼女が求めるおしおきをすることはもうできないだろう。

 

 ドMエンドです。

 でここの「おかね」の話、母が「レンタル娘はビジネス」と考えている影響を受けていると思うんですよね。でここはおじさんに世話してもらい、報酬としておしおきさせる。まあ気持ちよくなるための言い訳だったわけですが。

 快楽を得るために実の母を殺害するという発想に至り、失敗しましたが実際に実行した辺り、かなりでここは歪んでしまっていますね。

 

エンディング4

すべてはおじさんのため
クリスタル:傲慢

 最初の一日目だけはでここにおしおきするとどんな反応をするのか気になり、おしおきをしてしまった。しかし翌日振り返って考えてみるとなんともひどい行いだ。お詫びになでなでをしてあげることにした。

 途中から様子がおかしくなり、でここはオトナの恋愛だ何だと言っている。よくわからないが、私が好きなことをしていいと言うので好きなことをし続けた。最終日も同じようにして過ごして眠った。

 突如胸に激痛が走った。何事かと思い飛び起きると、でここが包丁を持って立っている。痛い。怖い。分からない。布団の端、部屋の端まで這って逃げた。

 なぜなんだ、と問うと、「おじさんはでここが居ないと不幸だから、今日死ぬのが一番幸せ」と私に言い聞かせる。

 理解できず戸惑っていると、もう一度刺そうとしてきた。咄嗟に避ける。死にはしなかったが、かなりの重傷を負ってしまった。なぜなんだ。でここが私を殺す理由なんてないはずだ。でここは勝手に理由を作り上げて、行為を正当化している。そんなものは傲慢だ!

 叫んでももう彼女は止まりそうにない。意識が朦朧としてきた。すると彼女が「そんなに死にたくないか?」と問いを投げかけてきた。当然だ、と答えたが彼女は聞く耳を持たず、一言だけ思い出したように、私のことは嫌いではーー

 

 ヤンデレ・・・ですね。デレてるか?ただのヤンな気もする。ヤンヤン。

 このエンディングはトゥルーを除けば唯一警察に逮捕されないエンディングです。まあ最悪のバッドエンディングですけど。

 ただ、このエンディングは考察の上では地味に重要で、でここの母は父からDVを受けていたという情報が出てきます。でここはおじさんに痛くされてから優しくされたことで自身を母と重ね合わせ、「これがオトナの恋愛」という結論を出しました。大人の恋愛の実例が母と父しかなかったばかりに。

 ……でここの事情を知れば知るほど悲しくなってきますね。 


エンディング5

無我の境地
クリスタル:怠惰

レンタル娘とやらをしたはいいものの、人の娘だし扱いに困る。そっとしておこう…
・・・。
・・・。
・・・。
・・・。
・・・。
・・・。
・・・。
最終日になり、玄関のベルが鳴った。出てみると警官が居た。警官はうつろな目をしているでここを見ると、どういうわけか私を連行していった・・・。

 

・・・・・・・・・。

クリア後のでここの日記が狂ってました。

 

エンディング10

でここの日記
クリスタル:憤怒

 でここと様々なコミュニケーションを取っていたある日の夜、でここが居なくなっていた。机の上に見慣れぬ本がある。手に取ってみると、それはでここの日記だった。でここの様々な心境の変化が書かれているが、昨日のページが荒れている。本当に出て行ってしまったようだ。

 でここはいつまで経っても帰ってこなかった。

 

 このエンディングに至る道のりは大きく分けて二通りあり、「トゥルーエンド失敗」と「なでなでとおしおきを繰り返す」です。後者はまあ狙ってやってるでしょうが、前者はショックがでかい。あれは迷う。

 後者の場合、おじさんの行動に対してでここの理解が追い付かなくなっているので、おじさんを「狂人」だと判断します。身を守るための逃亡でしょう。

 ご存じでしょうが、クリア後もでここの日記を見ることができます。でここの心情の変化が可視化されていて面白いですね。最終日以降も続いているのはトゥルーエンドのみです。

 

終わりに

 以上で終了です。分量多いな…。カウントしてみると5500字くらいありました。短編一作くらいですが、そのくらいのボリュームがこのゲームにあって、たった3つの選択肢で表現されているのです。とんでもないですね。

 今回の記事はここまでです。ご観覧ありがとうございました。

【読書記録】リスク学入門1 リスク学とは何か


ごきげんよう。
読んだ本の内容を半分備忘録的にまとめています。
今回は「リスク学入門1」です。図書館で借りました。

本の構成と特徴

 最初に専門分野の異なる4名の方がリスク学について討論しています。
 その後、経済・法・福祉・数学・環境の専門家が各分野におけるリスクについて簡潔に紹介しています。
 以下、「内容の広さ」「文理傾向」「文章の難しさ」「前提知識の多さ」について主観的に載せておきます。

内容の広さ:8(10段階)
文理傾向:理系よりの文理融合
文章の難しさ:5~9(10段階、各段落で著者が異なる)
前提知識の多さ:3(10段階)

 この本から学べる事 

 
  • リスクは今や全分野で登場するものであり、学ばずには避けられないものである。
  •  
  • 現代にある様々な概念がリスクと結びついている。 

  • 時代に応じてリスクの考え方は変化してきたが、リスクとの戦いの歴史はとても長い。
  •  
  • リスクは負の要素だけではなく、良い効果をもたらすこともある。
  •  
  • ゼロリスクは不可能である。ゆえに、どれくらいのリスクまでを許容するか。

各章の概要

 基本的には気になったところをまとめているだけですが、自分の感想も感想であることを明記したうえで書いています。

共同討論

 現代のリスクについて4人の異なる分野の専門家の方々が討論しており、こちらは議事録となっています。基本的にはこんなのがあって~、こんなのもあるよね~という雰囲気ですが、時々戦います。
 NPO法人についての可能性について述べられています。
<自分の感想>
 NPOはもっと広まってもいいと思います。現在はでかいボランティアのような立ち位置ですが、政府と企業の橋渡しとしても最適なので、そのような役割を担うNPO法人がぜひともほしいです。

1章 経済学とリスク

 経済学とリスクについての関係を述べています。経済とリスクの関係は歴史が深いですが、主観に頼らない学問(統計など)が成立したのは最近のこと。
 ここでは、リスクはあるものの得をする選択ーつまり投資ーについて、どのような方法で決めているのかがグラフで論じられています。リスクとはいっても、統計からある程度結果が分かるものと、全く分からないものの二種類あり、取ろうとしているリスクがどちらかによって選択方法が変わる、という説もあるようです。

2章 法とリスク

 車と人の事故の場合、多くは車が責任を負います。この理由は「車に乗っている人はリスクを承知で乗っているからだ」としています。
 自分はこの章が一番興味深かったのですが、ここではこれまでの責任法の歴史が書かれています。最初は「ミスったらシバく」だったのが、産業革命以降、リスクを予想できるようになってから「これは明らかにまずいからダメ」に。さらに企業と消費者の格差が明確になってからは「まずいことが起きたからダメ」へ。現在は予見できないリスク=不確実性(環境問題など)が出現したことから「なんかやばそうだからダメ」へ。
 現在の責任法は環境破壊を進行させないために必要ですが、一方で根拠のない判断も容認されるという風潮を作っている側面もあります。
<自分の感想>
 この舵取りが非常に難しいですね。リスクを予想できるようになったのは人間の理性による理論の発明のおかげですが、根拠のない判断は感情に依存しています。理性による理論から成り立っている現代で、感情に基づいて判断するのは愚かではないか?と。この風潮を悪用しているのがメディアでしょう。各自気を付けるほかありませんね。

3章 リスクと福祉

 統計の始まりは保険会社といわれています。今の保険は種類や年齢によって保険料が違いますが、あれはどんな人がどのくらい悪い目に合うかを計算したうえで黒字が出るように決められています。
 そして、福祉とは強制加入の保険です。日本では年金、健康保険などがそうです。保険はリスクと密接な関係がありますから、福祉もリスクとまた関係があるわけです。
福祉国家は格差の是正も目標としていますが、明らかに今の制度では格差があります。大きな格差の是正方法としては「出生時に平等なチャンスを掴めるようにする」というものがあります。具体的には、所得の再配分のタイミングを成人以降から誕生時にするわけです。
 コミュニティは大きく分けて公・共がありますが、いわゆる村社会である共のコミュニティは、一般的には閉じているようにみられています。が、実は外に開けています。これはビスマルクの手法と似たところがあるのですが、例えば外からくる悪い人=外部リスクを警戒することがコミュニティの結束を強めているというのです。

4章 リスク解析とは何か

 一番難しい内容です。私は半分も理解できていませんが、とにかく数学的にリスク解析について解説されています。

5章 環境リスクの考え方

 現在国連憲章で「環境を保護するのに費用対効果の高い方法は絶対にとれ」ということが決められています。しかし、かつてこの憲章と人命が天秤にかけられたことがありました。それが「マラリア問題(DDT使用の可否)」です。
 環境を壊すかもしれないがマラリアをばらまく虫をほぼ全滅させられる農薬がありました。これは形を変えて利用すれば、環境をすこーしだけ壊すかもしれないが虫をほぼ全滅させる殺虫剤となります。しかし、国連はこの「すこーし」に囚われすぎて、結局マラリア病によりアフリカ等で大量の死者が出ました。なぜこのようなことが起きたのか。どうすればよかったのか。これからどうすればよいのか。そんなことが書かれています。
 この章では簡単な算数(HQ法など)によってリスクの評価法が示されています。

最後に

 現代の至る所にあるリスクについて、直観ではなく理性で考えようとさせてくれる一冊です。リスク学入門1とありますが、この後2,3,4,5とあります。それぞれの本で経済、法律、社会生活、科学技術のそれぞれとリスクとの関係について掘り下げられています。興味のある方は近くの図書館で探すかオンラインで購入して読んでみてください。

 一応下にアフィリエイトを載せておきます。一つ目が新装版、二つ目が古いほうです。私は古いほうを読みました。

 

今回の記事はここまでです。ご観覧ありがとうございました。

2021年5月16日日曜日

【戦略/戦術別】おすすめPCストラテジーゲーム【有料/無料】

ごきげんよう。
 本記事では、程々にストラテジーゲームをする筆者がおすすめのストラテジーゲームを系統に分けてご紹介します。1000時間で初心者脱却なんて言われたらね。

 なんかいいゲームねぇかな~と彷徨っている方は覗いてみてください。一応紹介しているものは全て所持し、実際に遊んでいます。

 載せてる画像は無料のMODも含んでるのでご了承ください。

系統別おすすめスラテジーゲーム一覧

 上下を「戦争重視・内政重視」、左右を「戦略重視、戦術重視」に分け、個人的な観点で配置すると以下のようになりました。
 なお、
〇戦略→マクロなもの(補給・戦力配分・建設など)
〇戦術→ミクロなもの(部隊の操作など)
です。
 これからSteamで購入できるものと、Steamやネット上で無料で入手できるものに分けてご紹介します。無料のものの中には有料のものと似たシステムを搭載しているゲームもあるので、購入するか迷ったゲームがどんな雰囲気か試したいときにも活用できます。
 また、Steam初心者の方に一言付け加えておくと、セール時はゲームの価格がおおよそ半額されるので、その時に買うのがおすすめです。サマーセールとウィンターセールは特に安くなりやすいです。

Steam有料版

 黄色で線を引っ張ってあるものは、MODで大幅にゲーム性を変更できるため飽きづらくお得なゲームです。線が無いものでも中規模までのMODは存在します。




 戦略志向の戦争重視ゲームが少ないじゃないか、と思われるかもしれませんが、これは私の中の「戦略」がかなり大規模なものだからです。灰色で大戦略シリーズの位置を載せてあるので参考にしてください。大戦略より左にあるものは戦略性が十分に高いでしょう。

 ・・・個人的には大戦略は戦術ゲームだと思っています。


 以下、簡単に各ゲームを紹介していきます。
 主観的な十段階による難易度評価と、特徴を簡潔に書いています。ビビッと来たらウィッシュリストに入れると良いことがあるかも。よかったら参考にしてください。

 紹介の順番は右上から時計回りです。 


戦争志向の戦術重視ゲーム

Wargame:Red dragon
オリジナル部隊で敵を制する


 

難易度:10

部隊編成・諸兵科連合・陸海空・判断・現代

 
 Steamページ:https://store.steampowered.com/app/599390/Battle_for_Wesnoth/
 自分の好きな兵器で編成したチームを用いて様々な作戦に参加する、冷戦時代が舞台のゲームです。
 自衛隊の兵器が出ていることで有名ですね。
 陸上戦の他に海上戦、空中戦もできます。陸海空全てを使うRTSは実は珍しく、本記事内ではほかに無料版の方にあるZero-Kしかありません。
 また、10vs10の計20人による大規模な戦いもできます。本ゲームは個々の実力差が非常に出やすいですが、10人もいると多少下手でもなんとかなるので、野良マルチストラテジーしたい方におすすめ。
 続編のSteel Division:Normandy44も出ています。Wargameと比べると続編の方が大幅にゲームシステムは進化していますが、海がないこともあって編成・ステージの幅は狭まっています。編成にあまりこだわりがなければ続編の方がおすすめ

 さらにその続編としてSteel Division2が出ています。未プレイなのでよく分かりませんが、レビューを見る限りは「WargameのWW2版」といえるかもしれません。海戦ないけど。

 

 Total Tank Simulator

考え抜いた布陣で勝利を重ねよ




難易度:5

諸兵科連合・計算・ロマン

  第二次世界大戦の仮想戦記をなぞっていくキャンペーンモードが主です。(ソ連に勝つドイツ、ドイツに勝つフランスなど)
 ストラテジーですがこれは少し特殊で、戦術面でプレイヤーが介入できるのは戦力配置までです。戦闘が始まってしまうと、プレイヤーは見守るか、兵士の一人に憑依して操るかしかできません。つまり、指示は追加できないということです。
 その代わり敵の配置は分かっているので(近いものはTABS)、敵の行動を全て先読みしたうえで戦力を配置する必要があります。 
 国によって得意・不得意があるので、多少戦い方を変えねばならないのも面白いですね。 

 

 Mount&Bladeシリーズ
放浪者から仲間を集め夢を掴め


 
難易度:6

冒険・下剋上・経営・国盗り・火器・ロールプレイ・貴族・古代から近世まで

 
Steamページ:(最新作)https://store.steampowered.com/app/261550/Mount__Blade_II_Bannerlord/
 ストラテジー要素は半分以下なのですが、名作なので入れました。このゲームの代わりになるゲームは存在しません
 最新作はBannerlord,ひとつ前はWarbandです。
 まだ最新作を買っていないのですが、Warbandは古めのゲームながら非常にゲームバランスがよく、物足りなくなってもMODが山ほどあるので飽きることはありません。
 例としては、中世ヨーロッパMOD,戦国時代MOD,バニラ拡張MODから東方MODまであります。
 さらに、公式でナポレオン戦争DLC(マルチ専用)とバイキングDLCが出ているのですが、どちらも完成度が高いです。特にバイキングDLCのストーリーモードは「選択肢によって展開が無限に変わる」という、とんでもなく奥深いシステムを搭載しています。
 本体、DLCおよび有名MODは有志による日本語パッチがあるので遊びやすいです。 

 ・・・ところで赤字の文章を考えてて思ったんですが、なろう系のノリに近いですね。

 おすすめMODを紹介する記事も書いてます。興味あれば。

【M&B:Warband】おすすめMOD【時代・舞台別】

「面白いことを広める」が主義。ゲームが主ですが読書なども。

 



内政志向の戦術重視ゲーム

三国志漢末覇業
配下をよく知り、よく操れ


難易度:4

人事・詳細性能・内政・三国志
Steamページ:https://store.steampowered.com/app/577230/_/
 かなりマイナーなものですが、大半のコーエーの三国志シリーズとはかなり違うシミュレーションゲームです。似ているものを挙げるとⅨになるらしいです。
 武将のステータスが非常に細かいのが最大の特徴ですね。データを見てにやける方は買いであるとSteamのレビューにもあります。
 内政は各武将のステータスを考えて適しているところに派遣する感じです。内政により都市が発展するにつれて、都市の特産品などが解放されていくので、発展してる感がすごいです。
 戦争はターン制・マス目制という伝統ある形式です。ダルいのが少し欠点ですが、簡易戦争もあるので安心

 黄色の線を引いていませんが、ユーザー作成のシナリオによって、三国志のみならず春秋戦国、項羽VS劉邦、五胡十六国、五代十国等、中国における戦乱がほぼ再現されています。中国史が大好きな方にはたまらないでしょう。ただしシステムは固定です。

 

Age of Enpires2
RTSの元祖

 難易度:10

内政・基地・拡張・戦術・海戦・諸兵科連合・太古からルネサンス
Steamページ:https://store.steampowered.com/app/813780/Age_of_Empires_II_Definitive_Edition/
 いわゆるAOE2。RTSの古き大作みたいです。私は若いのでPCリメイク前のAOE2はやっていません。
 少し前にDeluxe Editionが販売されました。レート制が導入され、マルチプレイがやりやすくなったみたいです。
 本ゲームの特徴は、個性豊かなプレイする文明を選べることと、内政が完全に自由なことですね。兵舎を建てたり、壁を作ったり、地形を生かした城を作ったり…ですね。
 ただし難易度は無茶苦茶高いです。資源を5種自力で集めつつ、ユニットの生産を行わなければならないからです。ホットキーの活用が必須なので、傍から見るとタイピングしてるんか?みたいなレベルで忙しいです。
 しかしながら慣れると楽しいと思います。ヌルいRTSに飽きたらやってみてください。私は最初のRTSがこれだったので、ほかのRTSはマシに思えます。
 本ゲームもMODが豊富です。ゲームシステムを変えるものはありませんが、対AI戦のシナリオとして代理戦争、実際の戦争の再現などがあります。
 因みに続編として、様々な要素を追加した3,開発中の4があります。

 

 Northgard
戦うべきは2つ、相手と自然だ


難易度:4

サバイバル・探索・経営・ファンタジー
Steamページ:https://store.steampowered.com/app/466560/Northgard/
 サバイバル型シミュレーションゲーム「Banished」に戦争要素を足したもの、と呼ばれています。
 ジャンルとしてはおそらく4Xに入りますね。4Xとは探検・拡張・開発・殲滅を繰り返すジャンルのことです。後に紹介するCivilizationシリーズが4Xの代表格です。
 春夏秋冬と季節が移り替わりますが、冬は食料が不足するため貯蓄しておかなければ戦争以前に積みます。しかし食料だけでは戦争に勝てません。武器も必要ですね。なので、細やかな内政が必要とされています。
 本ゲームでもAOE2と同じく、色々特徴のあるクラン(国みたいなもの?)が選べます。また、RTSではあるものの速度はゆっくりめであるため、速度についていけないということはあまりありません。シミュレーションは出来るけどRTSはやったことない、という人には特にお勧めできます。
 他には、戦争をしなくても勝利できるというのが一つの特徴です。 

 

Kingdoms&Castles 

強固な町を作ろう

難易度:2~

サバイバル・拡張・防衛基地・開拓・外交
 ストラテジーというよりはかなり経営シミュレーションなのですが、ストラテジーの要素もあるので一応入れました。
 基本的には冬を乗り切るために安定した生産体制を築き発展させていくのが目的ですが、モードによってはヴァイキング・ドラゴンが襲ってくるため、防衛設備や兵士も準備しておく必要があります。 
 このゲームは非常に優しいので、シミュレーション初心者に是非おすすめしたいです。
 ゲームスピードは遅めで、敵が襲ってこないぬくぬくモードにもできますし、餓死したりすることもまぁありません。自分の作った町で小さな住民が動き回っているのを見守るのも楽しいですね。
 本ゲームはMODが結構豊富です。例を挙げると、マップ拡張や建築物のアップグレード追加、軍船や日夜サイクルの追加MOD等があります。先ほど難易度が低いと書きましたが、難易度増加MODもあるので上級者でも楽しめます。
 定価が1000円を切っており、セール中ならワンコインで買えるので、内容の完成度・MODの拡張性を踏まえると非常にお得。


戦争志向の戦略重視ゲーム

Hearts of Iron4
If世界線の集合体


難易度:7

政治・研究・計画・生産・局地戦・空想・諸兵科連合・WW2

 
Steamページ:https://store.steampowered.com/app/394360/Hearts_of_Iron_IV/
 いわゆるHoI4です。パラドゲーの中では一番有名ですね。
1936年から軍拡し、第二次世界大戦を戦い抜くゲームです。ほどほどに内政しつつ戦争ができます。一見戦略要素が多めな画面ですが、実際は戦術により勝敗が決まることも多々あります。
 史実の知識があると数倍楽しめますね。「もしあのときあの国が勝ったら?」「もしこの国とこの国が仲良くしていたら?」という妄想をシミュレートできるので、本来の意味でのシミュレーションゲームともいえます。
 こちらもMODが充実しており、第一次世界大戦MOD,現代MOD,都道府県大戦MOD等々、ごまんとあります。
 さらに本ゲームはマルチプレイが非常に面白いです。例えば、ドイツ・イタリア・ルーマニアにプレイヤーが入り、枢軸国として協力して連合戦・ソ連戦を戦い抜いたりですね。逆に枢軸国と連合国のそれぞれにプレイヤーが入り敵対するのもよいでしょう。MODを導入してマルチプレイも可能なので、マジで無限。 

 

Total Warシリーズ
よき戦略家であり、よき戦術家でもあれ


難易度:6

指揮・突撃・制圧・発展・外交・中世
Steamページ(Warhammer2):https://store.steampowered.com/app/594570/Total_War_WARHAMMER_II/
 一番有名なのはおそらくWarhammerでしょうか。これはファンタジーが舞台です。他には三国志版、ローマ版、戦国時代版などがあります。私が保有しているのはMedieval2という、中世からルネサンス初期のヨーロッパ・西アジアが舞台のものですが、Steamからではおま国により購入できません。すごい面白いんですけどね。
 シリーズは一貫して戦略MAPによる内政と戦術MAPによる戦争を繰り返していくスタイルです。こちらも内政と戦争のバランスが丁度よく楽しいですね。
特に、戦術MAPの百人前後の歩兵部隊や騎兵部隊を一部隊ずつ操作するRTSはTotal Warシリーズ独特のもので、非常にハラハラして面白いです。上手くやれば三倍の数の敵にも勝てます。
 MODはシリーズによってあったりなかったりしますが、Medieval2には舞台を全世界に拡張するすごいMODが存在します。ええやろ。 

 

内政志向の戦略重視ゲーム

Europa Universalis4
自国の繁栄は確かな内政外交から


難易度:8

外交・交易・政治・統治・拡張・植民地・同君連合・ロマン・古代から現代まで
Steamページ:https://store.steampowered.com/app/236850/Europa_Universalis_IV/
 略称EU4.1444年から1820年までの好きな時点から、当時存在したすべての国でゲームを遊ぶことができます。例えば琉球とかでもいけます。
 これもパラドゲーの一種です。内政は広く深くですが、特に外交の重要性が非常に高いことで有名ですね。上手くやれば楽に領土を拡張できますし、下手すれば包囲網を組まれることもあります。
 一つ一つの国に細かく独特の要素が詰められており、無限に遊べます。
 マルチになると、外交の相手が人となり、それぞれの思惑が交差しつつ時代が進んでいくという本当にリアルなif世界を楽しめます。
 さらに、MODにより時代を紀元前から現代まで拡張できます。訳わからん。
DLCの量がかなり多く(定価で揃えると2万円を超える)、本体だけでは満足できないことがあるのが小さな欠点です。しかし、必須とされているDLC(新システム・便利機能追加)は3つか4つであり、自分もそのくらいしか入れていませんが快適に遊べています。他の10個以上は特定の国を強化するという感じで、好みの面が強いですね

 Stellaris
宇宙の過去・現在・未来を駆け抜ける

 
難易度:4~8

発展・発見・外交・物語・政治・権利・主義・危機・空想・未来
Steamページ:https://store.steampowered.com/app/281990/Stellaris/
 これもパラドゲーですが、初心者によくおススメされています。理由としては、
①舞台が未来の宇宙であるため前提知識がない
②4Xであるためやりやすい
ということがあります。
 HoI4,EU4は特定のタイミングで特定のイベントが発生すると決まっているため、上級者はそれを記憶したうえでゲームに臨んでいます。一方でこちらは未知の領域を探索してイベントに遭遇するといった感じであるため、初心者も上級者も平等です。まあ、HoI4やEU4はイベントの記憶等をしていなくてもシングルプレイヤーなら十分に遊べるんですけどね。
 このゲームはストラテジーではあるものの少しノベルゲーム的なところもあるほどイベントの種類が多様でどれも凝っています。異星人、滅亡した文明の痕跡、宇宙を漂う無人の宇宙船などが次々に発見され、文明の儚さを認識しつつも自身の文明をより発展させていく…自身も宇宙の歴史の一部であることが感じられます。 

 ゲームとストーリーの両方を楽しみたい方にはうってつけです。片方でもお勧めです。

 …一つ難しい点があるとすると、アップデートが激しいので情報が老朽化しやすいということです。目安として三か月も経つと的外れな情報になっていきます。活動的、ということで何もないよりは良いんですけどね。 

 難易度に幅があるのもアプデのせいです。

 

 

Civilizationシリーズ
新天地に文明を、荒くれ者に制裁を


難易度:5

拡張・経営・自衛・政策・太古から未来まで
Steamページ(Civ6):https://store.steampowered.com/app/289070/Sid_Meiers_Civilization_VI/
 略称Civ.4Xゲームの代表格ですね。何もない平原から始まり、都市を建設し、ユニットを生産し、さらに都市を拡大する。それに並行して技術文化が進化していき、世界は様々に異なる顔を見せ始めます。気が付けば朝になっているゲームということで有名。
戦争をしなくても勝てる、というのが一つの特徴。内政好きにはうってつけ。…と謳われていますが、高難易度だと戦争をしないのはきつい縛りです。内政のやりやすさについては過去作の5が6以上に絶賛されています。私は所有していないので詳しいことはわかりませんが、6とは結構ゲームバランスが異なっており、自由度と制限が見事にかみ合っている、そうです。
 現在の最新作は6です。機能を大量に追加するDLCが2つあり、どちらも評価は高いです。まずは本体だけ買ってみて、面白ければDLCを追加購入するのがお勧めです。本体だけでの評価はやや低めですが、それでも十分に遊べます。

 また、ゲームの中にCivilopediaというwikiがあり、こちらの内容は非常に充実しています。一読の価値あり。

 黄色の線を引いていませんが、MODの数はかなりあります。が、システム変更系は一長一短で、他はバランスが壊れがちな文明追加系なので、ゲームの評価が上がるほどのものではないと思っています。

 マルチプレイも可能で、対AIやシナリオモードは楽しめるでしょう。対人はやめとけ。

 

 

無料のストラテジーゲーム(フリーゲーム)

 こちらも大規模なMODがあるゲームには黄色で線を引っ張っています。
紹介の順番は右上から時計回りです。 
 
 

戦争志向の戦術重視ゲーム

Battle for Wesnoth
難易度:7

計算・育成・ターン制・ファンタジー
Steamページ:https://store.steampowered.com/app/599390/Battle_for_Wesnoth/
 ターン制・マス目性の古典的なストラテジーゲームですが、単純な戦闘以外にも特徴があります。
 それは、地形によってお互いの命中率・回避率が異なり、二つを合わせて命中率が決まるというところですね。この命中率も最大70%と低めで運要素が大きいです。
 本ゲームはフリーソフトであり、有志によって様々なシナリオが作られています。シナリオは複数のステージから成っており、ユニットの持ち越しが可能です。戦闘中も誰をどのくらい戦闘させ、レベルを上げるかを考えなければいけません。
 また、マルチプレイも可能です。対戦が主ですが、協力して生き残るモード、協力してステージを進めるモードなどをMODで追加できます。


内政志向の戦術重視ゲーム

Zero-K
Steamページ:https://store.steampowered.com/app/334920/ZeroK/
難易度:9

基地・諸兵科連合・陸海空・ファンタジー
 AOE2の宇宙バージョン、という感じです。使えるユニットの種類は共通ですが、選択した機械系統(国みたいなもの)によってステータスが様々に変化します。AOE2と比較すると、資源の種類は少ないため内政はやや楽ですが、こちらは陸海空すべてを使うため戦術の幅が広く、戦争が大変です。マルチプレイで対戦と協力ができます。

 

戦争志向の戦略重視ゲーム

 ヴァーレントゥーガ
Wiki:https://w.atwiki.jp/vahren_ency/
難易度:4

キャラ・わちゃわちゃ・内政・世界年代問わず
 基本的な流れはTotalwarシリーズと似ており、戦略マップで内政を行い、戦術マップで戦争を行う、という形です。
 本ゲームは拡張性の高さが最大の売りで、公開されている自作シナリオ(MODみたいなもの)が百個以上存在します。多くのシナリオで登場人物、登場国家、時代設定等がよく練られており、ゲーム内で忠実に再現されています。Stellarisと似たような感じで、ストーリーを”体験”したい方は永遠に飽きないでしょう。


内政志向の戦略重視ゲーム

Free CIV
難易度:5

拡張・経営・自衛・太古から未来まで
Wiki:https://wikiwiki.jp/freeciv/
 Civilizationシリーズの無料版です。体験版ではなく、有志が独自に作ったものです。基本的なシステムはCivilizationシリーズと同じで、こちらはMODの数が大変豊富…だそうです(あまりやっていない)UIがやや扱いづらいですが、慣れれば大丈夫な範囲でしょう。 

 

Crusader kings2
難易度:8

経営・生存・利害対立・中世からルネサンスまで
Steamページ:https://store.steampowered.com/app/203770/Crusader_Kings_II/
 こちらも中世が舞台のパラドゲーで、かつては有料でした。現在は本体のみ無料です。システムはEU4に似て、広く深い内政と程々の戦争で成り立っています。
 本ゲームは目的が「子孫の繁栄」という珍しいゲームで、ある意味リアルなんですが、国の発展を目指す他のシミュレーションとは方向性が違います。中世の社会システムを理解していないとプレイは難しいかもしれません。
 続編として有料ですが3があります。ぱっと見ではUI周りが見やすくなっているように思います。

最後に

 私が知っている範囲での紹介は以上です。Steamを適当に漁れば他にもいろいろ出てくると思いますので、ぜひ探索してみてください。

 無料のものを探したい場合はVector(https://www.vector.co.jp/vpack/filearea/winnt/game/war)の方が豊富だと思います。癖は強いので覚悟しといてください。

 ちなみに私が今注目しているのは”Humankind”というゲームで、Civilizationと似たような感じです。しかし、自身の行動によって文明の特徴が決まる、という大変独特なシステムを取り入れられています。Civilizationは現実の文明から1つ選ぶ感じなので、こちらのほうがかなりリアルですね。8月にリリースされたばかりなので様々な調整に苦労しており、今のところ「神ゲーの卵」的な扱いです。なお筆者は未プレイ。誰か記事書いて。

 Steamページ:https://store.steampowered.com/app/1124300/HUMANKIND/

 

 では、今回はここまでです。ご観覧ありがとうございました。