チャットAIの発達により、検索する機会が減った方も多いと思います。これまでブログは検索流入が主でしたが、チャットAIによって消滅しないのでしょうか。本記事では今後ブログは存続するのか、今からブログを始めることはできるのかについて述べます。
ごきげんよう。
本記事では表題の通り、流行りのチャット式AIがブログ文化を滅ぼしうるか、今後ブログはどう立ち回ればよいかについて、ブログ歴がやたら長い(執筆時点で15年以上)筆者が考察してみます。
結論:半分くらい残る(半分消える)
先に結論を述べますと、チャット式AIがこのまま発達してもブログ文化は半分くらい残ると思います。逆に言えば半分は消えると予想していますが。
半分は残ると考える主な理由は以下の4つ。
1.AIは新しい情報を作り出せず、既存の情報を元にすることしかできない
2.ニッチな分野だと人間しか知らないことが多々ある
3.主観的な情報を出せる
4.ブログを中心としたコミュニティにも価値がある
以下に1つずつ簡単に説明します。
新しい情報はブログの方が多い
最近はAIも小説を書いたり音楽を作ったりと創作が可能になってきましたが、大抵は「どこかで体験したことがある」というデジャヴを感じるかと思います。
それは当然で、AIが新しいものを生成する際は、人気が出たもの(万人受けするもの)を中心に、条件に適合するものの平均を取ってその特徴を再現しているからです。
チャットAIについても同様で、主にネットで広まった知識を中心に学習しているため、質問されればその知識から適切な情報を提供して答えます。ここに新規性はほぼありません。
一方でブログの場合はそれまで世に出ていなかった知識や体験を世に出すことになるので、新しい情報を提供することができます。近年はAIの情報もかなり更新が早くなっていますが、後に挙げるAIの苦手分野では更新も遅い印象です。
オリジナルな情報の新しさ、というのがブログとAIの大きな違いの1つでしょう。
ニッチな分野だと人間の方が強い
例えばChatGPTやGeminiに「ドルフロに登場するMP5の好きな色は?」と質問してみてください。
筆者の環境では、GPTは「青」・Geminiは「分からない」と答えてきましたが、実際は以下の通りです(WIKIより)。
またGPTの回答全文は以下の通りですが、ゲームを程々にプレイしていた私からすると全くもって的外れです。
MP5のカラーは黒と赤ですし、クール系が好きでもない(大人っぽいのは好きだけども)ですし、ギフトの効率は全人形で均一なので高効率ギフトなんてありません。
Geminiの分からないという回答の方が「ほな自分で調べるか…」となるので余程マシ。
このようにAIには、細かい話になればなるほど精度が悪化していく傾向があります。
AIは「ゲーム文化全般」のようなスケールの大きい会話は得意ですが、「ゲーム1つ1つ」「キャラひとりひとり」という細分化した内容についてはまだまだ不完全です。
ゲームに限らず、学術的なものやある商品に関するものでも同じです。「冷蔵庫のおすすめは?」という質問にはよく答えられても、「A・Bという型番の冷蔵庫を比較して、どっちがいいか教えて」とかだと誤情報が多くなります。
その場合は自分から情報源を提供する必要があるのですが、情報源を探す時点でブログを見つけて解決したりそもそも情報源が無かったりと、ニッチな話ではAIの威力は弱まります。
主観的な情報を出せる
信頼度の高い情報とは基本的に客観的なものであり、それを学習したAIは原則として客観的な情報を出してきます。感情的な言葉は皆が言ってることを平均化したり、こちらの指示に共感しているだけです。
ブログの特徴は主観的な情報を出せるということです。別に偏見を言っても誰かが不幸にならなければ問題ありません。
「AとBを使ってみると、言葉にできないけどAの方が使いやすいと思った」
「色々使ってみた結論として、考えるのめんどい人はこれにしましょう!」
のような主観的で曖昧な情報や偏った情報には、意外と深い共感というか感情的に動かされる真実味が宿ることもあります。これはAIには出せません。
コミュニティを持てる
ブログが持っていてAIが持っていないものは「コミュニティ」です。
大体のブログはコメント欄やSNSを設けており、執筆者と読者間で交流が可能です。こうした交流手段を一切設けずにブログを名乗るサイトもありますが、個人的には交流できないブログはブログと呼べないと思います
実際当ブログでもDIscordサーバーを作っており、有識者による情報提供を受けたりしています。この情報提供はサーバー内にいる人は全員見れるので、記事を介さずともブログの読者同士で有益な情報を共有できているのではないかと思います。
AIと会話していても一人のままですが、ブログなどコミュニティをもつ媒体では似た人同士が繋がれます。 また、発信する本人に価値が付いてコミュニティとなることもあります(有名人の存在はAIに取って代われません)。
まとめ:今後ブログはどう動けばよいか
以上4つをまとめると
ニッチな分野で主観を交えた新しい情報を提供し続けてコミュニティを成長させる
というのがブログの長所を活かした、欲張りセットな立ち回りだと思います。
面白いのがこれ、ブログを成長させる方針としてAIが登場する前と何も変わっていないということです。以前から弱小ブログは皆が書いてるような記事を書いても他の強いサイトに押しのけられるので、誰も書いていないものを書くほかありません。
やや失礼な喩えですが、大都会に低予算のしょぼい店を開いても誰も入りませんが、砂漠に開けば通りかかった人は入ってくれる、というイメージです。
林立する百貨店や飛び交うウーバーイーツと戦う必要のある大都会は当然ながら激戦区ですので、出店するとしてもいつか知る人ぞ知る名店になりたいな~くらいが精神的に良いと思います。
4ポイントの中で特に主観性については尖らせる価値があって、主観10・客観0のとんでもないネタ記事が意外と受けたりバズったりするかもしれません。書いてて一番楽しいのはそういう類の記事ですし。
Youtubeでたまにある「ミームまみれで好きなキャラを紹介しながらここ好きポイントを語り続ける動画」みたいなノリですね。
というわけでまあ、これからブログを始めたいけどAIに食われるのでは?という不安があるとしても、逆張りムーブを続けていれば徐々に成長するでしょうし、きっとブログの文化と価値は残り続けると思います。
AIがブログにとって逆風なのは確かなんですが、逆にブログ側でもAIを使う術はありますし、全部吹き飛びはしないかなと。僕は好きなので続けます。
本記事はここまでです。ご観覧ありがとうございました!


